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表裏一体 [Training]

自分が扱っている馬を人に渡すとはどういうことか。
例えば、クラブ馬は色々な人が接する。体格、力、意識等、様々な人が接する。オーナー馬だとて同じことである。通常のケアやトレーニング等をする人がいて、決してオーナーだけが接するわけではない。
大抵の場合、自分が接した馬には、自分の後に自分以外の人が接することが殆どである。馬を別の人の手に渡すことになる。
従って、扱った人が独りよがりに良いとする状態や、馬の態度が良くない状態のままにしておくと、次に接する人に迷惑がかかる。馬も良い状態ではなくなる。人が扱う馬には、騎乗時もそうでない時も共通認識として良いとされる態度を取ること、そうでないならそうするように教えられることが必要だ。人間社会に受け入れている以上、それを教えるのは人間の役目である。

どんな立場にいる人であれ、馬を扱う人には、自分が接した馬を、自分も含め次にその馬に接する人が、スムーズに扱える状態にしておく責任がある。

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連載終了 [Training]

今日発売の号で、某乗馬月刊誌の連載が終了した。
先生との打ち合わせを元にベースの文章を書いたライターの方も、「どうして毎月締めきりが他のスケジュールと重なるんだ…」とぼやきながらも、なんとか(?)原稿を上げていた先生も、お疲れさまでした。
あの苦労を目の当たりにしていなければ、文章として残って後から読み返せるので、内輪ででいいから、もう12回くらい続けてくれと言いたいところだが、現在のタイトスケジュールでは、「俺を殺す気か?」と言われるのがオチか。(笑)

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Local Competition(PM) [Training]

昼食を食べ終わっても、まだWestern PleasureのWarmup開始までは時間がたっぷりあったので、馬場で練習している人たちを見たりしてぶらぶらしていると、厩舎の方から小娘の怒りの声が聞こえた。まだ食べ終わるほどの時間ではないのに、一体何を怒っているのかと思い、遠くから様子を見ると、向かいの厩舎の馬が隣同士でちょっかいを出し合っているのを見て怒っている。
わけがわからんと近寄ると、「不機嫌」と書き文字を背負ったような状態で、頭を高く上げて人に視線を投げてきた。
奥まった人通りもなく隣の馬も見えない馬房にいる上に、人間が来たと思えば自分の前を素通りしていき、両脇のDollyとKidばかりが構われてどこかに出かけてしまい、帰ってくればきたで、隣からは労いと賞賛の声が聞こえてくるのに、自分にはろくに声もかけられない。昨日からそんなことばかりで、どうやら拗ねてしまったようだ。挙句、自分には遊ぶ相手もいないのに、目の前ではなにやら近所づきあいが繰り広げられ、八つ当たりで怒っていたらしい。派手に怒って見せつつ、その後で人がいる方に視線を向けて、様子を窺ったりもする。子供が構われたい時によく使う手ではある。

午後一の競技はWestern Riding。

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Local Competition(AM) [Training]

9時過ぎに到着し、開始1時間前くらいにDollyとKidが馬場へ出ていった。
1つのコースを通り方を変えて全てのクラスで使うので、うっかりすると前のクラスのコースに惑わされそうになる。KさんとY嬢からそれぞれのコースを見せてもらい、案の定Short Turn満載、かつ、現実のセッティングとコース図を見比べて、繋ぎの部分もわざと真っ直ぐしていないことを確認した。うへぇ~と口に出しつつ、Kidでどう通るか、どうWarmupするかを考えて、わくわくしてしまう。デザイナーの意図にうまく乗せられているかも。

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Local Competition(前日) [Training]

12月8日・9日は県内のあるクラブで、Pleasure系競技のローカル試合が行われた。
今回うちから連れていったのは、DollyとKidのPleasureチームに、お願いしてみたら先方が快く了承してくださった、お出かけトレーニングと本番トレーニングの幼稚園児2頭の計4頭。人間はエントリーするKさんとY嬢と先生+アシスタント兼賑やかし(?)のS氏と自分のレギュラーチーム。
当初は、留守番ばかりで八ヶ岳HS以外のShowへ行けないY嬢に少しでもShowingに専念してほしくて、たった2日だから自分が留守番をしよう(留守番ついでにDunnyとかAlとか乗ろうなんて全く思っていなかったとは言えない)と思っていたのだが、外部参加がうちだけになったと聞き、これは賑やかしでもいいから一人でも多く行かなければとついていって、普段なかなか見ることができない他のクラブの馬の調整方法をじっくり見ることができ、コースデザイナーからの「愛の鞭」と言わんばかりのTrailコースで最善のライン取りはどこか、そのためにはどんな馬にしておくべきかを考えることができた。
行ってよかったとつくづく思った。

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魔法の鏡のご託宣 [Training]

うちのクラブには「鏡」がある。
ごく一般的な馬場にある鏡とは違う。姿勢などの目に見える部分だけでなく、自分の見えない所まで映してくれる鏡である。そして、問いかけると、答えを返す。
無言の時はとことん何も言わないが、魔法の鏡はその時々で様々なご託宣を告げる。

「自転車乗っててスピード上げたい時に、腰でぐいぐいサドルを押す人いる?いないでしょ?
腰で押したって、前に進まないもん。スピード上げたい時は、足でペダルを漕ぐでしょ?」

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ベストの歩様を出すために [Training]

昨年の秋から、暫くぶりにWestern Pleasureに復帰して、Pleasureの理想の歩様には程遠いが、潰れていない身体を持っているKidという素材を与えられて、自分で試行錯誤させてもらった。
その後、今度はConformationはPleasureに向いているが、普段の動きは潰れてバラバラで、八ヶ岳HSからAJWCまでの間だけ先生のトレーニングを受けて、天然の歩様の良さを見せ始めたJoeに乗るようになった。

この2頭をPleasure Horseにするべく乗ってきて、改めて気がついた。
幾ら乗りやすいと言われるPleasure Horseでも、本当に自然なベストの歩様を出すことは、ライダーがそれを引き出して維持できる乗り方が出来なければ、不可能なのだ。

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調整依頼(信頼と挑戦) [Training]

ふと思った。
普通、Show会場でトレーナーに調整を依頼する時、「スピンを良くしてください」とか「ストップを良くしてください」とか「歩様を整えてください」とか、具体的に依頼するものではないだろうか。
それに引き換え、ただ「ご機嫌にしてください」というのは、普通は言わないと思われる。漠然としすぎている。

もっとも、うちは結構、そういう丸投げ系の調整依頼が多いように思う。
「お任せします(微笑)」で渡してしまうとか。
トレーナーに対する信頼の証なのだか、乗れば直す所は自分が気がつかない所までわかるだろうという依頼する側の甘えなのだか。勿論、特にどこか気になるところがあれば言うが、動きに悪いところが無ければ、メンタルコンディションを良い状態に整えてほしいという意味合いが織り込み済みの依頼である。身体だけでもなく、気持ちだけでもなく、トータルで良い状態でなければ、本当に良い演技は出来ないという意識に基づいている。

応じる方は、実は結構大変なのではないかと思う。
「お任せ」は依頼する側の甘えかもしれないが、ある意味では挑戦でもあるのではないか。

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手法の違い [Training]

日差しは出ているが空気はいつまでも冷たい。
風は殆ど無いが、日陰に入ると途端に寒くなる。
Martyの表情と挙動からするに放牧時のようだが、もっと放牧が必要なのはKidとドラム缶だそうなので、11時過ぎに馬場の状態を見に行ったが、まだ放牧可能なほど溶けてはいなかった。結局3頭ともお預け。

午後からは漸く空気が暖まってきた。
誰に乗ろうか思案していたが、Joeはすこし凹み気味だったのでのんびりさせておいてやろうと思い、結局放牧代わりにKidを動かす事にする。
これまで張り気味のKidには何度も乗ったことがあるが、微妙に面倒くさい。のろのろから突然跳ねたり。だったらもっとストレートに最初からはしゃいでくれた方がマシと、何度思ったことか。

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リハビリ [Training]

世間はイブイブなどといっているらしいが、何の関係もなく平常通りの週末である。
首都高に乗ってやけに空いているのに驚き、やっと「そうか。天皇誕生日か」と思い出す始末。祝祭日も土日に被ればこんなもの。このメリハリのない生活はどうしたものかと思わなくもないが、一週間殆ど雨が降らず週末も晴天などという、ささやかな事に一喜一憂するのも自分にとっては悪くない。イベントよりも日常重視といえば格好がつくだろうか。

先週ぐちゃどろだった馬場状態の回復状況にかなり期待していたのだが、そこはやはり12月、前の雨がしっかり染み込んで凍っていたため、思ったほどには乾いていなかった。
それでも、風のない暖かい日差しも手伝って、乗れる程度には解れている。
寒くなってくると、急に調子の落ちる馬がいる。そろそろまめにRickyに乗る季節になってきた。

痛そうだからといって、動かさないのは良くない、動かしすぎるのも良くない。引いて歩いたり、放牧するのではなく、人が乗って動くことの意味を考えて乗らないと、リハビリにはならないので悩ましい。

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本番と同じ挙動 [Training]

日曜の夕方、スクーリングをしようということになって、KidでTrailをやる事になった。

以前から、馬場に椅子を置いて人に座ってもらって、Showと同じ状況にして、それぞれの問題点の改善をしようという案があった。
それぞれにWarm-upをして、一旦馬場から出て、一頭ずつ入ってやりたいことをやる。
Paid Warm-upのようなものである。

DollyとMartyとKidの三頭はどの馬も椅子が置かれると結構見る。

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確固とした基準 [Training]

考えてみれば、今まで全く違う事をしていた馬を一からPleasure Horseに作り変えるのは、しかもShowに出られるレベルまでにするのは、全く初めての経験だ。
今までお仕立て上がりのRickyや、身罷ってしまったJackyのような、既にトレーニングが終了し、Show経験も豊富な馬のベストを引き出そうとして乗るのと、ベーシックから動きを作り変え、それを定着させ、磨き上げていくように乗るのとは全く違う。

Kidは真っ直ぐ歩く事はほぼできるようになっている。だから、そろそろストライドやリズムの調整に取り掛かっていいとは思っていたのだが、それをやり始めると、僅かに残ったにょろにょろ感が気に障る。それを真っ直ぐ前へと修正していくと、今度はストライドが広くなる。
やっていくうちに、これらを同時に修正しようとして、前は押さえて足も使ってという方向に行くと、今度はリリースした後が早くなる場合がある。そこでストップ+バックやテイクを織り交ぜていく。
大事な事は、自分が、馬の動き方についてだけでなく、リズムやストライドについて確固とした基準を持っている事だ。

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一進一退 [Training]

トンネルを抜けると快晴だった。
薄寒かった朝の東京とは大違いだ。一瞬で気分が高揚する。
午後一でクラブにつき、暑いくらいなので、まずMartyの洗濯から。
先週編んだTailが草鞋状態になっているので、全身丸洗いして水を切った後、コンディショナーをつけて櫛を通す。タオルで包んでパックする間に馬房掃除。
掃除後にすすぐと柔らかくて腰のある状態に修復されていた。

夕方からKidに乗る。反対側のサークルではY嬢がRickyの運動。
突然の暑さでハエが増えたために集中力が低下していて、虫を払う方に意識が向き勝ちだ。フライスプレーの量が足りなかったか。
先週はにょろにょろ感が殆どなくなっていたのに、今日はまた真っ直ぐ前進できずに、少々ぐねぐねしている。

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付け焼刃にはしない [Training]

レッスンの先導でRickyに乗る機会があった。
好調続きとは聞いていたが、馬場に出る際に気持ち急ぎ気味のところを見ると、確かにそうらしい。
先導なので、後ろの馬が動きやすいペースを保たなければならない。すると、WalkもJogも、Rickyには速めのペースになる。
なるべくピッチを上げずに歩幅を大きくして馬には速めペースを保つようにする。ストレッチとして利用してしまうわけである。差ほど苦もなくペースを維持できるのは好調の証。
後に続くKidが、Reinをがっちり持たれているせいか、中々Jogにならない。馬間が開いたがWalkの指示が出ないのをいい事に、足を使うのをやめ、軽くReinを使ってスローダウンの合図を送った後、手も足もフリーにしてみた。すると、すとんとペースが落ち、PleasureのJogになった。頭からお尻まで高さも方向も一直線に維持されたライン。Loose Reinでも1cm手を使えば反応する軽いコンタクト。馬自身がコントロールしているスローでありつつスムースな足の運び。流石、Ricky。天然でなく、Trainingで作られたPleasure Horseとして、目指したいのはこのレベルだ。
やっつけでShowに間に合わせるために乗るのではないという気持ちを新たにする。

夕方、外乗のガイドでKidが出るのかと思って連れて行ったら、結局使わない事になったので、そのまま乗せてもらう事にする。

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Pleasure Horseへの道 [Training]

タイトルはちょっとパクリ。

Pleasure Horse改造計画のため、頭の中はKid一色かというとそうでもない。やはりTuckの状態は気になる。
先生からは「昨日放牧したから乗ってもいいよ」と言われたが、獣医さんが明日来ると聞いて、所見が出るまでは控えようと決める。ここで動かしてAJWCに間に合うかとか、先生の判断が信用できるのかとかそういう問題ではなく、馬の一生に関わる問題だから慎重にいきたい。

夕方、Kさんが馬場のサークルの邪魔にならない位置に、長短取り混ぜたPoleをばら撒きだす。ちょっと手伝い、地面に置いただけでなく台を使ってレイズも加える。あとで少し使わせてもらう所存。

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「Respect」の落とし穴 [Training]

◇Respect◇
【名-1】 尊敬{そんけい}、敬意{けいい}
【名-2】 尊重{そんちょう}、関心{かんしん}、留意{りゅうい}
【名-3】 考慮{こうりょ}、顧慮{こりょ}

動物との関係でよく使われるようになった「リスペクト」という言葉だが、意味の取り方でイメージが大分違う気がする。
生き物同士の関係ならば、やはり「尊重」というのが適切だと自分は思う。
過度な上下関係の響きがなくて、適切な気がする。
人間側から見て、リスペクトされることは大事である。相手が物理的に人間より大きいとか力が強いほど、必要になる。そしてそこにリーダーシップの問題が絡んでくる。2つ以上の個体の関係で第一位は誰なのか。
上位者は、絶対的に上位者でいなければならないが、支配者ではないと思う。
上位者にふさわしくリスペクトされようとすることと、被支配者的隷属的行動を求めることとは違う。
この、一見、行動上の見た目では違いがよくわからない部分に落とし穴があると思う。

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Junior HorseだけどOpen [Training]

10月のAJWCでは、MartyはOpenクラスにエントリーする。
何故Junior Horseではないかという一番の理由は、高騰したエントリーフィー分の予算を取っていなかったからである。だからといって今回のAJWCでAncillaryクラスに出す事は最初からまったく考えていなかった。
その理由は単純である。今後エントリー予定のJuniorはFinal制だが、Ancillaryでは1回走行しかできないからだ。
他にJunior以外で先生が出場できるクラスはOpenかLtd.Openしかないのだから、どうせならよりハードルの高いOpenに出そうという、ただそれだけ。Showもトレーニングの内。ちょっと贅沢なスクーリングである。

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同じ事 [Training]

流石に2年も購読していたらAQHA Journalが沢山溜まってきたので、内容を見て不要なものは処分する事にした。
大体何処で判断するかというと、毎号に色々な種目、分野のプロフェッショナルが書いているトレーニングや馬の健康管理などについての記事である。
広告の類は、毎号あまり変化が無いのでどうでもいい。

ある号で某有名トレーナーが馬の肩を持ち上げる方法について書いていた。肩が落っこちた馬は大嫌いなので、見つけたついでに読んでみた。
馬を真っ直ぐにしたければ、まず自分も馬に対して真っ直ぐになること。
馬の肩が落ちている、馬が倒れているからと、回転運動をしたり、横の運動をしても意味は無い。まず真っ直ぐ馬の肩を上に持ち上げなければ、左右をいじっても何もならない。
馬を柔らかくしたいからといって詰め込んで丸め込んでいっても、リリースが無ければ馬は柔らかくならない。本当に馬を柔らかくするのは、ホールドして詰め込む事ではなく、リリースである。

どれもこれも、普段言われ続けている事ばかり。先生が普段やっている事ばかり。
へぇ、この人も同じ事を言っている、と思った。
うちの馬はどの馬も最終的にリリースしてやらないと良い状態にならない。
ブリティッシュの外国人トレーナーを見たとき、やはりリリースで馬をコンディショニングしていっていたし、馬の動きにシンクロした滑らかな乗り方をしていた。

乗り方や種目は違っても、馬という動物に関する理論は、突き詰めていくと同じものに辿り着く。
わざわざ論じるまでも無く、当然といえば、当然のことか。


レストア屋 [Training]

先生は時々自分のことを「レストア屋」だと言う。自負と若干の自嘲がこもった言葉に聞こえる。
先生の個人的な自嘲はともかく、そのことにプライドを持てるのはトレーナーとしてポイントが高い。
大なり小なり皆がやっている事ではあるが、どこまでレストアできるかが腕の見せ所だ。
馬のレストア、つまり普通に乗れない状態になった馬を、できる限り乗れる馬、使える馬に戻す事。
馬を使い捨てにしない事。

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馬を見て選んだトレーナー [Training]

人それぞれ、クラブやトレーナーを選んだ理由はあると思う。
自分の場合は、blogを始めた最初の頃、自分の所属場所の紹介を兼ねてちらりと書いたが、今のトレーナーは自分の目でその人の馬を見て選んだ。
きっかけは大分過去に遡る。

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